※長文です。新車のマツダ3に親水ガラスコーティングを施工しました

※長文です。新車のマツダ3に親水ガラスコーティングを施工しました

新車のマツダ3にスペシャル親水シルキーコースで親水ガラスコーティングを施工しました。

新車と言えどもウロコや洗車キズが付いていることがほぼ100%ですので、まずはボディのチェックをしていきます。

バンパーのグリルやテールゲートの周りなどはパーツが複雑に組み付けられていますので、洗車後にどんなに水を拭き取っても隙間に水が残り、あとから水が垂れてきて、その水に含まれているミネラルや汚れといった成分が乾燥してウロコや水垢となります。

白い汚れは主に水の不純物の汚れです。濡らして拭き取ればある程度は除去できます。

白い汚れの縁に輪状になっているシミは水道水や井戸水などに含まれるカルシウムやマグネシウムといったミネラル成分が乾燥して結晶化して強力に固着したウロコです。

下は洗車後の写真です。

不純物によるただの汚れは洗車をすれば大抵落ちますが、ウロコは洗車をしたぐらいでは落ちません。

新車が納車される前に一般的に1~2回はディーラーで洗車をされますが、たった1、2回の洗車でも間違った洗車をすればこのようにウロコが付着してしまいます。

車がお客様の手元に来てからも間違った洗車を10回すればこの10倍にウロコが増えることでしょう。

トランク周りも水を溜めこみ易いので、下の写真のようにボディを拭き取っても水が残ります。

こうした水が乾くと非常に取りにくいウロコとなりますので、当店ではウロコが付きにくい洗車の秘訣を施工をご依頼されたお客様にはお教えしています。

こちらの写真は洗車キズです。

キズの長さが分かるように指の位置を変えずに連続して写真を撮りました。

間違った洗車を何度も繰り返せばこうした洗車キズはどんどん増えていきます。

ほとんどのお客様がお店の大きさやコーティングの評判の良し悪し、値段、宣伝広告のキャッチコピーなどの情報でどのコーティングにするかを判断されると思いますが、5万円の格安コーティングでも30万円の高級コーティングでも洗車の仕方が間違っていれば車をキレイにしようと洗車をすればする程、ウロコや洗車キズがどんどん増えてしまうという事実を知っておいて欲しいと思います。

ガラスコーティング施工をすると車が汚れ難くなりますし、洗車が楽になってキレイな状態を維持しやすくなります。

しかし、それは正しい洗車を行っていることが前提です。

間違った洗車はすべてを台無しにするほどの破壊力がありますから。

 

当店では正しい洗車方法をお客様にお伝えし、ご自身の手でキレイな状態を長持ちさせて頂くことで、1年に1度のメンテナンス施工を必須としていません。

去年、5台ほどメンテナンス施工を行いましたが、3台はついウッカリ間違った洗車をしてしまい、ウロコが付着してしまったので除去したいということでご依頼頂きました。

また当店で新車にガラスコーティングを施工したあとにディーラーの1ヶ月点検に出した際にお客様が洗車をしないでとディーラーにあらかじめ断っておいたにも関わらず、誤って洗車をされてしまって洗車キズやウロコを付けられてしまったというクレーム案件が5台もあり、費用をディーラーが全額負担してコーティング施工をやり直しました。

尚、どのお客様も異常に美観にやたら拘るような車マニアという訳ではありません。
寧ろ、当店ではあまりに拘りの強い車マニアの方は施工をお断りしています。

当店でコーティングを施工されたお客様は本当のキレイなボディの状態を知っていますし、キレイなボディに付いた洗車キズやウロコは余計に見えてしまいます。

自分で付けてしまった洗車キズやウロコなら仕方がないのですが、断ったのにも関わらず勝手に洗車をされたことによって付けられた洗車キズやウロコが許せないのは誰でもそう思うでしょう。

ですが、当店ではある程度の汚れやキズは気にしないで仕方がないことは許容されるようにお客様にお願いしております。

完璧なキレイさを求めてそれを維持しようだなんて所詮無理ですから。

ボディの状態を気にし過ぎて乗らなくなったり、神経質になってしまったり、少し汚れたり傷付いただけで凄く落ち込んだりするのはご自身や周りの人が不幸になるだけです。

あまり神経質だったり完璧主義だったり、理想が高過ぎて文句を付けてばかりだったりしていても人生、何も良いことはありません。

私はコーティング施工を通じてご縁のあるお客様に少しでも笑顔が多い人生になって欲しいと願っています。

コーティング施工をして車がキレイになったが故に余計な不幸な感情を抱いて欲しくはありませんから。

お客様の喜ぶ顔が見たくてこの仕事をやらせて頂いております。

 

さて、スペシャル親水シルキーコースで新車のマツダ3がよりキレイになりました!

当店の親水タイプのガラスコーティングは現時点で3コースあります。

グリル洗浄などを行わず廉価版のベーシックな親水シルキーコース

グリル洗浄など細かな個所の洗浄に加えてコーティング液が少しパワーアップしたスペシャル親水シルキーコース

スペシャルと同じ下地処理でコーティング液がさらにパワーアップしたプレミアム親水シルキーコースです。

車のサイズにもよりますが、数万円から10万円前後の料金で現在やらせて頂いています。

世間一般的な料金に比べると比較的、安価にしていますが、施工内容は10数万円の内容と変わらないか、もしくはそれ以上です。

ディーラーのコーティングに多く見受けられるのですが、ウロコを除去しないままコーティングを塗ってしまっていたり、洗車キズやシミを消そうとして磨いた際に今度は磨きキズを付けてしまっていて、洗車キズやシミがまるで消えていないし磨きキズは増えているしといった粗悪な施工事例がちょくちょくあります。

私も過去にディーラーの仕事もしていましたが、アルファードクラスのサイズで10数万円はするコーティング施工を大体3時間くらいのやっつけ仕事で施工を終わらせていました。

一人でだいたい一日に3台のペースです。

今は妻と二人で10万円前後のコースを1日掛けて施工しています。

そんな適当な施工なのに料金は10万円とか15万円とか、最近では30万円のコースまであるそうですが、どこまでしっかりと料金に見合った価値のある施工をしているか甚だ疑問です。

その程度の施工内容で10数万円の料金が許されるのなら、当店のキチンとした施工内容からしたら20万円以上にしても問題は無さそうなのですが、それでは車をキレイに維持したいと願うマニアではない一般的な普通の人には負担が大き過ぎます。

ですから施工内容や施工のレベルはディーラーの施工よりも圧倒的に良くても敢えて皆様の手が届きやすい料金設定にしています。

 

最近ではどの業種も大手がどんどんブローカーと化してきているように思います。

以前は消費者の代わりに大手が良い製品、良い技術を持っている業者を見つけてセレクトしてくれて自社の看板を汚さぬように責任感を持って良い品やサービスを客に提示してくれていたという信頼感や安心感がありましたが、今ではどこも儲けばかりを気にして業者を叩いて品質の良さなどは二の次になってきているところが多いのでは?と私は感じています。

昔は大手の仕事をしていることや大手百貨店に商品が置いて貰えることは信頼の証、ステータスでしたが、今では腕の良い業者ほどお客様から直接仕事が取れますから、業者を叩いてくるような人間性の低い人がいるような会社と無理して付き合う必要がありません。

当店も大手とはお付き合いがありませんが、コロナ禍となっていた一昨年も去年も個人のお客様からのご依頼で予約は数カ月待ちでした。さすがに最近は新車が生産されず入って来ないので予約の混雑状況はかなり落ち着いてしまいましたが。

 

餅は餅屋という諺があります。

元々は家で餅をつくよりも餅屋のほうがもち米の品質にも技術にも拘るから美味しくて、つまり素人には当然叶わない良い仕事をするという意味ですが、本当に良いものを手にしたければ直接、専門店に行ったほうが良いというのは今も昔も変わりません。

コーティング施工は安くはありませんし、数百万円もする大事な愛車を守るためにするものです。

料金に見合ったしっかりとした施工をきちんとしてくれる業者選びがとても重要なのではと私は思います。