名古屋モーターショー 展示車磨きへ

名古屋モーターショー 展示車磨きへ

名古屋モーターショー2019の展示車磨きへオートグリムの磨き部隊の一員として師匠と名古屋の磨き屋さんと3人で行ってきました。

テスラの赤のモデルXと黒のモデル3を展示車両にふさわしくピッカピカボディにしてきました。

このあと国内メーカーの展示車両も磨いてきたのですが、写真掲載の許可が不明なので割愛します。

モーターショーなどではほとんどの車が開催日の前日の木曜日に自走で持ち込まれたり積車で搬入されます。そして養生シートを敷いた事前に決められた展示位置に置かれ、そこから磨きが始まります。

展示車といっても普段は試乗車だったり、あちこちのイベントで展示されていて、一般的なレベルの洗車がされているケースがほとんどですので、洗車キズや水垢が付いていることがほとんどです。

展示会場のライトはたいていは強力な水銀灯を使っています。この強力な灯りでボディを照らされると洗車キズや水垢が見えるようになってくすんだ状態が露わになります。

年に一度や2年に一度の展示会でそのような車を展示するわけにはいきませんので、私たちのような磨き屋さんの出番となります。

ただ会場を見渡してみると、、プロショップの名が入ったツナギを来ていても磨きのレベルが素人レベルから達人レベルまで本当に様々です。

以前もこちらが2台、3台と展示車を磨いて仕上げているにも関わらず、1台だけの車をずっと磨いていて、それでもバフ目が取れないと首をかしげているプロがいましたし、新型発表の車両数台を何社かの合同で磨いた時も私たちのチームが磨いた一台だけはドアの黒いピラーも磨いて黒々としていましたが、他の車のピラーは磨いていなかったり磨けてなかったり。。

ポリッシャーを使った磨きはやろうと思えば誰でも出来ると思います。

そして正しく行えば、ただ洗車したよりも確実にキレイに出来ます。

しかし、その仕上がりのレベルは本当にピンキリとなります。

かと言って私が達人レベルかと言うと残念ながらそうでもありません(-_-;)

私の身近にはこの道10数年の師匠がいますし、さらにその上には30年の巨匠がいますから、そのレベルと比べてしまうとまだまだ修行の身です。

しかも私が日本のトップクラス、世界でも通用するレベルだと思っている巨匠レベルですらまだまだ修行中だと言います。

車両の素材や塗装はどんどん進化しますし、それに合わせて磨きの道具や材料、技術もどんどん進化していっています。

常にアップデートが必要な世界です。

多くの人と情報交換していると自分の見えている範囲というものがいかに狭いものかと認識させられます。

モーターショーやオートサロンでの磨きはそんな全国の磨き屋さんとの情報交換の場でもあります。

これからも現状に慢心せずに常に最新の情報や技術を取り入れて師匠や巨匠の背中を追いかけていき、技術のレベルを上げていって当店とご縁があったお客様により高い技術でサービスを提供していきたいと改めて思いました。