新車から1年経ったマツダ3をリフレッシュ!
新車から1年経ったマツダ3をリフレッシュしてプレミアム親水シルキーコースでガラスコーティングを施工しました。
ディーラーの撥水コーティングが施工されていましたので、洗浄の際に古いコーティングも剥がしてしまいます。
向かって左半分はコーティングが残っており撥水していますが、右半分はコーティングを剥がしたので親水状態になっています。
屋根も左半分だけコーティングを剥がしてみました。
コーティングを剥がし終えたら今度はウロコを除去していきます。
ボディには普通に洗っても取れないウロコが付着して白ぼけていました。
こうした細かな個所は筆を使ってひとつずつ地道に落としていきます。
ほとんどの一般の方や車を扱っているプロのディーラーや整備工場では洗車の際にカルシウムやマグネシウムといったミネラルが豊富な水道水や井戸水、工業用水を使用していますので、洗車後の拭き取りが甘いと水分が乾燥してミネラルが結晶化してこうした非常に取りにくいウロコが付着することになります。
特にバンパーやグリル周り、ヘッドライト、ミラー、テールランプ、テールゲート、モールなど隙間があるところには水が入り込んでしまっていて、どんなに頑張ってエアブローをしたとしても裏に入り込んだ水は取り除くことは出来ません。
そうした残った水が洗車後に垂れてきて乾燥するので、こうしたパーツが嵌まっているところにはどうしてもウロコが付きやすくなります。
せっかくガラスコーティングを施工してキレイなボディになっても、再びウロコや洗車キズを付けるような間違った洗車をしては施工した意味が無くなってしまいますから、当店では必ずお客様に正しい洗車のレクチャーを行っています。
間違った洗車をすればするほどこのようなウロコや洗車キズを少しずつ付けていってしまいます。
このようなウロコは酸性洗浄液をマイクロファイバークロスや筆に染み込ませて優しく撫でながら溶かして落とします。
ロゴの周りがウロコで白くくすんでいましたが、スッキリしました。
ひと通り酸洗浄が終わったら再び洗車を行い、洗浄液の成分をしっかりと洗い流します。
下準備を終えたら磨きに入ります。
下の写真はウロコが残っているように見えますが、ウロコを溶かせる酸性洗浄液にまったく反応しなかったのでウロコではなく、酸性雨などによる塗装が浸食されている状態と思われます。
こちらも同様にウロコに見えますが、酸洗浄ではまったく落ちませんでした。
何か物質が付着していて溶かせないというよりは塗装が浸食されてクレーター状に凹んでいる状態です。
酷いクレーター状の凹みは再塗装しないと修復できませんが、今回は浅かったので磨いて目立たなくすることができました。
ボディをどんどん磨いていきます。
ドアのピラーの傷も磨くことでキズが目立たなくなります。
磨き終わったら再び洗車を行います。
すると塗装が持つ本来の撥水性能を取り戻し、水を弾くようになりました。
これは撥水コーティングなどの成分が残っているのではなく、無垢の塗装が持つ撥水性能です。撥水している水の粒が良く見るとまん丸ではなく若干ですが形が崩れていることがお分かり頂けるでしょう。
水気をしっかりと切り、最後にガラスコーティング剤を吹きかけてムラが出ないように拭きあげてようやく完成です!
新車から1年が経過して少しくすんでしまったボディがピッカピカなボディになってオーナー様にとても喜んで頂けました。