ダッジチャレンジャーをリフレッシュしてプレミアム親水シルキーコースでガラスコーティング施工しました
新車から5年が経過したダッジチャレンジャーをリフレッシュしてプレミアム親水シルキーコースでガラスコーティング施工しました。
アップすると・・・・ウロコがイッパイ見えます。。
さらに近づくと・・・かなりヒドイ状態です。。
ウロコが酷く洗車キズがほとんど見えませんが、洗車キズも沢山付いています。
このようにボディをくすませてしまっている原因のほとんどが【間違った洗車】によるものです。
当店では施工後にオーナーご自身が行う際の【正しい洗車方法】をお教えしています。
この正しい洗車を行うというのがとても重要なのです。
しかし、やり方が難しくて設備が色々必要となる洗車ではマニアでないとやれなくなってしまいます。
当店ではなるべく簡単に短時間で行う洗車をお教えしますのでご安心ください。
時間や設備、材料、技術に拘って毎週のように何時間も掛けて行う洗車だったり、月一のワックス掛けは超車好きなマニアな方にお任せして、本来ガラスコーティングというのは愛車をキレイに保ちはしたいけど月に1回の洗車もサボりたいなあという方にとっても向いているものなのですから。
手間ヒマを惜しまずにとにかくキレイに!ではなくて、そこそこしか手をかけられないけどキレイに維持!が出来たら楽できて自分の時間が取れていいですよね(^^)
マニア向けの施工も行えますが、当店のメインの客層はサボりたいけどキレイにしてたい方たちです。料金もその為、施工内容やレベルからすればかなり抑えています。
さて、まずは砂や土、汚れを毛足の長いマイクロファイバークロスを使って撫でるように優しく洗って落とします。
ここでスポンジを使うとどんなに優しく撫でても薄っすらとした傷を付ける可能性が高くなりますので、指や手のひらでボディに押さえつけずに水を含んだマイクロファイバークロスの重みだけ、毛先だけを使って撫でるように洗います。
たとえ高圧洗浄機を使ってどんなに丹念にボディを水で洗い流しても、実のところ塗装に貼り付いた粒々とした砂や汚れなどは取り切れていません。
そのようにまだ汚れが付着しているボディをスポンジを使って洗おうとすると、多くの人は食器を洗うかのようにスポンジをボディに押し付けて擦るように洗ってしまいます。
すると力を込めたスポンジによって剥がされた粒々とした砂や汚れをボディに押し付けて引き摺ることとなり、塗装に深い傷を付けることになってしまいます。
またスポンジはフワフワとしていて衝撃を吸収する性質があるので、汚れを引き摺っている感覚は手元に伝わりません。
しかし、質の良いマイクロファイバークロスで洗うと毛先が汚れに引っ掛かり、ザラザラとした触感が手に伝わってきます。
高圧洗浄機の水圧で落ちない汚れでも撫でると落ちます。もし1回で落ちなくても数回撫でればザラザラとした手触りは徐々に無くなります。
それでも落ちない汚れは洗浄液の種類や強さを変えたり、また違う手法で落としていきます。
ある程度、表面のザラっとした傷を付けてしまいやすい汚れが落ちたら、こちらの車は撥水タイプのポリマーレジンコーティングが施工されていましたので、それを特殊な洗浄液で剥がしていきます。
向かって左半分はコーティングを落とす前、右半分が落としたあとです。
撥水のコーティングが落ちて親水状態になりました。
すべての撥水コーティングを剥がしたら洗車で付いてしまったウロコを落としていきます。
ウロコ落としの洗浄液でボディを撫でるとウロコに反応して白っぽくなります。
屋根の右半分だけ洗浄液を塗布してみました。
写真のちょうど真ん中から右半分のウロコを落としてスッキリしました。
最初はウロコが酷く目立っていましたが、様々な洗浄液を使用して洗浄を繰り返していき、ウロコが無くなると、今度は洗車キズが目立つようになってきました。
つまり当初はウロコや汚れ、ポリマーレジンのコーティングなどによって傷が見えなかった状態でしたが、洗浄によって取れるものが落ちた結果、素の本当のボディの状態が現れたのです。
ここから磨きに入っていきます。
洗い終えたまだ白っぽいボディが・・・
磨くと・・・黒々と輝いてきました!
左右で見比べたらその差は一目瞭然ですね!
ボディ側面には洗車キズとともに、以前シングルポリッシャーで磨いた時に付いたであろう磨き跡が残っていました。写真の中心付近から右に11111と等間隔に並んだ傷が磨き跡です。
シングルポリッシャーは多くの自動車修理工場、板金塗装工場で使用されていますが、正直言って本当に使いこなせている人は恐らく数%もいないでしょう。。
業界内ではシングルを使いこなせてこそ一人前、という風潮が昔からあるようでして、皆さん傷を消そうとしたり、板金塗装の仕上げにやたらとシングルポリッシャーを使って磨くのですが、ほとんどのケースで余計な磨き跡を付けてしまっているのが実情です。。
ただ一般的な施工環境や日常の日光や蛍光灯の光りでは傷が残っているのが見えない、もしくは見えにくい傷ですので恐らく気付いていないのでしょう。
新車でも傷を消そうとして磨いたのに、まったく傷が消えて無くて更にポリッシャーによるグルグルとした磨きキズが付けられていることなんて多々あります。。
シングルポリッシャーは使いこなせたら確かに一人前ですが、そんな易々と誰にでも使いこなせるシロモノじゃありません。
さて、このシングルポリッシャーで付けられた傷は実は非常に厄介な傷なのです。
とりあえず、まずはこの個所を磨いていきます。
すると洗車キズはほとんど消えて見えなくなりましたが、チョンチョンと付いた傷はまったく消えていません。
どうやらポリッシャーに付けたバフが塗装を叩いてしまって深い傷になってしまっているようです。
洗車キズよりも深い傷ですので、簡単には消せませんし、ムリヤリ激しく磨いて消そうとすれば、塗装がどんどん薄くなっていってしまいますからある程度のところで磨くのを断念します。
それでも今回の傷はそこまで深くなかったので何とか見えなくすることが出来ました。
こうして車体全体を磨き終えて、再び洗車してコンパウンドの残りカスを落として水を拭き取り、さらにエアブローで隅々の水気を飛ばしてからコーティング剤を吹き付けて、半乾燥状態で拭き取って完成となります。
時間を掛ければもっともっと輝きが増すように仕上げることも出来ますが、予算の関係もありますのでこの辺で。
とは言っても今回の予算で当初のくすんだボディの状態からここまで仕上がるとはお客様も思っていなかったみたいでとても喜んで頂けました!
当店としても喜んで頂けて大変嬉しい限りです。
ガラスコーティング施工の仕上げのレベルは技術者の腕にもよりますが、ご予算にもよります。
またご予算に対してどこまでやるのか、料金程度なのかそれ以上にサービスするかはお客様とお店が良好な関係でないとあり得ません。
あるSNSで、ある方の父が昔から良い客であれと常々言っていたけれど、世の中、横柄だったり無理を言ったほうが得をするようだから、もう良い客でいるのは止めたという話を目にしました。
真面目で誠実な生き方を止めてしまう考えに至ってしまったことはとても悲しいことです。
当店の店主は他所でお店を利用する際に「良い接客を受けたければ良い客であれ!」をなるべく実践しています。
中には伝わらない店員さんもいますが、その時は割り切るだけです。
しかし世の中まだまだ捨てたもんじゃなくて朗らかに笑顔で声掛けしたりお願いすれば、店員さんからとてもハートフルな接客をしてもらえることが多々あります。
良いお客様にはより良いサービスをしたくなるのは人として当然の気持ちだと思います。
ですから当店では【良いお客様にはより良いサービスを!】をモットーにこれからもサービスを提供していきたいと思っています。
ただし、良いお客様と言っても変に畏まったりせずに人として普通に対応して頂ければ十分ですからね(^^)