※長文です BMW 118dにプレミアムラインのハイブリッド滑水コーティング施工

※長文です BMW 118dにプレミアムラインのハイブリッド滑水コーティング施工

BMW 118dにプレミアムラインのハイブリッド滑水コーティングを施工しました。

ハイブリッド滑水コーティングは最新のコーティングでして
これまではワックス、ポリマー、ガラス系コーティング、ガラスコーティングが主流でしたが
これらとはまったく異なる新コーティング剤を主原料としています。

ガラスコーティングは多くのメリットがありますが
一般的に有機質は有機質と結合しやすく、無機質は無機質と結合しやすいという
どうしても避けられない化学的な側面がありまして
無機質のガラスコーティングはその成分の故に無機質と結合しやすいというデメリットがあります。

どういうことかと言いますと、水道水や工業用水、井戸水などに含まれるミネラル成分である
無機質のカルシウムやマグネシウム、いわゆるシリカスケールと呼ばれるお風呂の鏡に付着する
一旦付いてしまうと硬くて取ろうにもなかなか取れないウロコになる成分と
化学的に結合しやすいという特徴があるのです。

ただ、考えてみれば分かりますが、ミネラル成分を含む水が乾けばその成分だけが残りますので
どんなコーティングの上にもウロコは付きます。

ガラスコーティングのデメリットとしてウロコが付きやすいとやり玉に挙げられますが
そう単純ではなくて、水分が蒸発すれば水に溶けていた成分が残る以上、ウロコはどれも付きます。
そのウロコが固着するとガラスコーティングはとても取れにくいのですが
どのコーティングでも乾いて固着してしまったウロコは取りにくいものなのです。

それをことさら強調してガラスコーティングを悪とするのが
ポリマーコーティングを専門でされているショップさんに良く見受けられます。

ポリマーコーティングは艶が出し易く、誰にでも施工が容易で料金が安いというメリットもあれば
コーティング自体がシミになり易かったり、有機物が付着しやすかったり
マメにシャンプーを使った洗車が必要だったり、耐久性が低いといったデメリットもありますよね。。
さらに(多くのショップでされていますが、、)酷い場合には古いポリマーの表面だけを落として
古いポリマーを残したまま上から重ね塗りしていくので、2層3層と古くくすんだポリマーの層が
ミルフィーユ状に重なってボディがくすんだり黄ばんでしまったり等々。。

私はどちらのコーティングも塗装の状態やご予算に応じて出来るだけ正しく使い分けていますが。

ただし、そのデメリットであるウロコの固着も
普段から正しい洗車を行っていればウロコの付着はほとんど回避できますが
(当店では施工のお引き渡しの際に正しい洗車方法を無料レクチャーしております。これが非常に大事なのです。)
これを知らずに洗車を行ってしまい、ウロコ状の水垢が付いてしまって取れない!となると
直ぐにガラスコーティングをするんじゃなかったと思われる人もいますが、それは誤りです。

ガラスコーティング専門店なら溶剤で溶かしたり(溶剤によってはコーティングも溶けるケースもありますが)
磨いて取ることが通常のケースなら出来ますので。

ただ、こうしたメンテナンス施工が出来ないガラスコーティング専門店でないお店やディーラーや車屋さんなど
技術をお持ちでないお店もありますので、そうしたお店で施工されると「取れません」と断られてしまい
ガラスコーティングをしないほうが良かったとお客様にとって悪印象となってしまうのが非常に残念です。

脱線しましたので話しを元に戻します。

このように車のボディにウロコが一旦付いてしまうと非常に取りにくいものです。

溶剤で落とす時は基本的にはPH0~1の強酸性の溶剤を使いますので
市販品の溶剤ではまず落とすことが出来ませんし、強酸の溶剤は一般の方が誤った使い方をすると
トラブルの原因ともなりますし、人体にも非常に危険な物質も含まれている物もありますのでお止めください。

またコンパウンドを使って磨くとなるとウロコの状態、コーティングの膜厚、硬度、コンパウンドの粒度
使用するバフ、磨き方等々によってはコーティングも剥がれてしまいますので
再コーティングが必要となるケースもあります。

こちらのハイブリッド滑水コーティングはプロ専用の特殊溶剤を使えば
磨かずにコーティングを傷めることなくウロコだけを確実に落とすことが出来ます。

しかも水が流れ落ちやすい滑水タイプなので水滴がスルスルと落ちていきますので
ボディに水滴があまり残りませんからウロコがとても付きにくくなります。

また撥水性のガラスコーティングは原理上どうしても徐々に撥水性が落ちてきますが
こちらのハイブリッド滑水コーティングは表面の汚れやウロコを落とせば滑水状態がしっかりと復帰します。

硬度は一時期、高硬度がもてはやされましたが、今はトヨタのセルフリストアリングコートや
日産のスクラッチシールドのように塗料に樹脂を混ぜた自己修復機能の塗装もあり
樹脂を混ぜていることにより塗装自体の硬度が柔らかくなってきていますので
それに対応させて低硬度のコーティング剤となっています。

ですから欧州車のように硬い塗装から自己修復塗料の柔らかい塗装まで対応が可能です。

また2層、3層と塗ることで厚みを増すことも出来、より光沢を上げることもできます。

さらに未塗装樹脂パーツにもコーティングをすることが出来ます。

プレミアムラインのコーティング施工は他のコーティングに比べ料金は高くなりますが
こうしたメリットが多いこともあり高級車を中心に施工台数が増えていってます。

 

さてこのプレミアムライン ハイブリッド滑水コーティングをこちらのBMW 118dに施工させて頂きました。

新古車でしたが納車前に磨かれていましたので、塗装はほぼ新車状態でした。

耐久性が高く、高級なコーティングを行うため、下地処理を特にしっかりと行います。

細目や微粒子コンパウンドで磨いて小キズを消してから超微粒子コンパウンドで磨いて仕上げて
下処理を行ってからコーティングを塗布して仕上げました。

あとはなるべく正しい洗車を行って頂くことで長く美しいボディの状態を維持して貰えます。

万が一、ウロコが付いてもメンテナンス施工でしっかりと落とすことが出来ます。

こちらのコーティングの施工につきましては当店の最高峰のコーティングとなりまして
都度お見積りとさせて頂いております。

ご希望の方はご予約の上ご来店くださいませ。

どうぞよろしくお願いいたします。