ランクル80 訪問洗車に磨きとペイントシーラント施工を追加

ランクル80 訪問洗車に磨きとペイントシーラント施工を追加

オーナーさんの20数年前からの愛車 ランクル80を訪問洗車です。

当日、以下の作業を追加ご依頼頂きました。
・簡易磨き
・CPCペイントシーラント施工
その後の予定が入っていなければ追加作業もお受けしております。

年式の割りにはかなり塗装の状態が良くてツヤがあり、チョーキングしておらず、クレーターもほとんどありません。

ですが、長年に渡って付いてしまった洗車キズがかなりありました。

磨いてみたところ、キズによる光の乱反射が抑えられ
また表面に薄っすらと付いていた様々な成分の汚れが取れてスッキリし
色も本来の濃さを取り戻してきました。

ボディの側面も小キズと汚れによるくすみで白っぽくなっています。

こちらも磨いていくと塗装に入っているラメが輝いて見えるようになりました。

ウィンカーもかなり劣化しています。

こういった状態でも磨けばクリアになります。

リアゲートもツヤが回復してきました。

ひと通り磨き終えたところです。
このあとCPCペイントシーラントを施工しました。

写真ではキレイに写っていますが、実際には樹液や鳥の糞、樹液などによるシミやクレーター、塗装ミストの付着、
磨いても取れない塗装の曇りなどがかなりあります。

古い年式の磨きはどこまでやるのかが非常に難しくなってきます。
しっかり磨こうとすると数日はかかってしまいますので料金が上がってしまいます。
かと言って必ずしもキレイになるとは限りませんし、一見キレイになったように見えても
劣化がかなり進行している状態の塗装では、いずれ劣化が目に見える形となって現れることもあります。

またコーティング剤を塗った際、塗装面に液剤が浸み込んでしまうこともあります。
しばらくはコーティングが効いているような感じがしますが、時間が経つと表面が乾いて
ボソボソしたような状態に戻ってしまうこともあります。

このように塗装が古くなり過ぎると磨いてもどうにもならないこともありますし
また塗装が酷く傷んでしまっていると磨いたら艶が出るのではなく逆に曇ってしまうような場合もあります。

今回は塗装の状態も良く、古い塗装の車の磨きということをご理解頂いた上で
軽い磨きということもあり、1日という作業時間限定で低予算にて仕上げさせて頂きました。

それでも最初の洗車だけの状態と磨いた後を見比べたら、その差は歴然です。
磨くことで新車時の本来の色の濃さ、艶、輝きに近づいていきます。


番外編

お車をキレイな状態で少しでも長持ちさせたいのなら、出来ることでしたらなるべく屋根の下に置き
また直射日光を避けるように保管すると良いでしょう。

ポリカーボネート製のヘッドライトは紫外線により劣化しますので出来れば直射日光が当たりにくい
北向きに止めると良いでしょう。

鳥の糞、虫の死骸、花粉、黄砂、鉄粉、融雪剤といった汚れは塗装を侵しますので
数日だったり1週間以上放置するようなことはしないで、気がついたら出来るだけ早めに除去するようにしてください。

降り出してからすぐ止むような雨には空気中に塵となって漂う沢山の不純物が含まれています。
このような雨は汚れをボディに付着させ、しかも水分が不純物を溶かしてボディに貼り付けてしまいます。
またボディに積もっていた酸性やアルカリ性の塵も雨が溶かしてボディに付着させてしまいます。
降ってすぐ止む雨に遭遇したら早めに水洗いかシャンプー洗車、最低でも水拭きをしたほうが良いでしょう。
バケツで簡単に洗車する方法があります。HOW TO内の簡単!バケツ洗車をご参考にしてください。

雨雲は元は不純物を含まない水蒸気の集まりです。長時間降り続けるような雨は不純物が
かなり少なくなっていますので、それほど気にしなくても大丈夫でしょう。

ワックスやポリマー系コーティング、グラスコーティング施工をするとある程度は塗装を保護してくれます。
ただしワックスやポリマー系はそれ自体が酸化して汚れとなりますし、汚れと酸化しながら結合して
取れにくい汚れとなってしまうこともあります。

グラスコーティングなら水拭きだけで汚れが簡単に落ちやすくなりますので
塗装を守り、且つキレイな状態を維持しやすくなりますのでお勧めです。