※長文です 洗車機で傷付き、水垢で白っぽくなったヴァンガードをリフレッシュ!
洗車機で傷付き、水垢で白っぽくなってしまったヴァンガードをリフレッシュしました。
まずはボディの状態をご覧ください。
白っぽいのは水道水、工業用水、井戸水などに含まれるカルシウムやマグネシウムなどが
水が乾くことで結晶化し固着したものです。
特に洗車機やディーラーなど大量に水を使うところでは水道水は使いませんので
不純物が水道水よりも多い工業用水や井戸水を使うため、同じ回数の洗車でもより白くなります。
さらに洗車機は洗車後にエアブローをするため、水滴が小さな粒となりますので
直ぐに乾いてしまいます。
車が汚れると洗車をしますが、不純物を含まない純水(精製水)ですすがないと
実は簡単に落とせる汚れを落とすために、簡単には落ちない水垢(シリカスケール)を付けることになります。
一回一回は薄っすらとした水垢ですが、積もり積もればご覧のように黒いボディを白くさせてしまいます。
ガラスコーティング施工車でも同じことです。
間違った洗車をすると水垢が付いてしまい、撥水タイプのコーティングなら撥水力が落ち、
親水タイプなら水を弾くようになります。
まるでウロコが付いたお風呂の鏡のように。
お風呂の鏡でも分かりますが、どんなに頑張ってダイヤモンドパッドなどで鏡のウロコを取って
親水状態にしても、3~4日もお風呂を使えば、もうウロコが付いてしまいます。
カルシウムやマグネシウムを含む水で鏡が濡れては乾くを繰り返すからです。
(超簡単に短時間でウロコを取る方法があります。また気が向いたらHow toにアップします。)
要は見えて無いだけで1回1回の洗車で薄っすらとした水垢が付いてしまっているのです。
しかし、ご家庭で何万円もする純水装置を用意するのはあまり現実的ではありません。
なので当店では普段の洗車はどんな水を使っても水垢を極力つけず、また洗車キズも付けにくい
バケツ洗車を推奨しています。
当店で施工されるお客様にはお車を預かる際にその方法を伝授しています。
本当は洗車の仕事やメンテナンスの需要が減るので商売あがったりなんですけどね(^_^;)
でも、バケツ洗車と言えども洗車の回数が多くなれば、薄っすらとした水垢が必ず付きます。
なので、撥水力が弱まってきたと感じたらメンテナンス施工をお受け下さい。
さて、本題に戻ります。
先ほど真っ白になっていたボンネットを磨きました。
ヘッドライトも黄ばんでいたので磨いてクリアにしました。
磨くことで水垢で隠れていたり曇っていた傷が光り出し、目立つようになります。
なるべく磨いて消していきますが、かなりボディがダメージを受けていたことと
今回は一日施工でしたのでこの辺が限界です。
また塗装の厚みは限られていますので、ガンガン磨けばもっとテカテカに光沢が出ますが
塗装の厚みが薄くなると、ところどころ剥げてくる危険性もあります。
長く乗られるのなら磨き過ぎないほうが塗装にとってもいいですね。
この辺の加減がとても難しいのです。
リアのドアもこのような感じから・・・
磨いて黒さが増しました!
運転席のドアハンドルの上も・・・
ご覧のように!
こうして磨き終えたボディにコーティングを施工してリフレッシュ施工の完成です!
白っぽかったボディが黒く引き締まりました!
本当はもっと高いレベルで仕上げたかったのですが、今回、塗装のダメージが大きすぎました。
朝の9時から夜8時まで大忙しで作業して、まるで運動会のような1日となりました(^_^;)
21時過ぎにご夫婦でお車を引き取りにみえて、とっても喜んで頂けて私も嬉しく思います(*^_^*)
ありがとうございました!