レクサス LS460 ポリマーコーティングをリセット

以前、ポリマーコーティング施工をしたと思われるレクサス LS460を業者さんからの依頼でリセット(コーティング落とし)をしてから数ヶ月耐久のポリマー施工をしました。

さて、車の状態ですが、ボディ表面は一見するとツヤはありますが、コーティングが酸化して汚れとなっているためなのか薄っすらと黒ずんでいるためにパールホワイトの本来の白さが暗く沈んで見えました。

また至るところに洗車ではなかなか落ちない汚れがこびり付いていて、それを落とそうとしたのでしょうか、荒いサンドペーパーで擦ったキズ跡が至るところあちこちにあります。

プロ用の洗剤を使ってある程度ポリマーを落とし、鉄粉除去をしてから作業に入ります。

キズがあって周りが黒ずんでいたので試しに非常に細かい耐水ペーパーに水を付けながら軽く擦ってみたところ、表面から垢のように黒いポリマーらしきものが剥がれてきました。

まるで粘着テープを剥がしたあとにベッタリとこびり付いた糊のようです。

全体にコーティングが広がっているときはそれほど黒ずみは目立ちませんが、寄せて集めるとかなり黒ずんでいたことが分かります。

擦った箇所(点状の汚れ)の周りだけ白くなっていることからも黒ずんでいたのが分かります。

このコーティング剤は恐らく1年かそれ以上耐久性があるタイプです。

長い期間に渡りコーティングを保たせるために粘度が非常に高いので厚みがあり、それがボディにしっかりと貼り付いてしまっていて、それに汚れが貼り付いているため、すんなりとはコーティングも汚れも取れません。

固い成分、しかも厚みがある、ということは塗装を傷める危険性があるプロ用の強めの洗剤でも表面から少しずつしか溶かすことができないのでそう簡単には落ちません。

かと言って洗剤を掛けてから時間をかけ過ぎると塗装やプラスチックを傷める危険性が増します。

このような耐久性が高いポリマーコーティング剤とそれにこびリ付いた汚れをしっかりとボディから落としてリセットするにはそれなりに技術や材料、時間が掛かりますので費用がかかります。

こちらのレクサスが前のコーティングをしてからどれほどの期間、再コーティングをしていなかったのか分かりませんが、かなり黒ずんでいましたので、あくまで可能性のひとつとして

再コーティングの際にしっかりと以前のコーティングを落としてリセットしていない(出来ていない)

たんに洗車をしてから再度、固いグロスのようなツヤ出しコーティングをしたことが考えられます。

洗車前に汚れが酷い状態なら、洗車をすれば意外と綺麗になったように感じるものです。

そこへさらにツヤ出しのグロスのようなコーティングをすればテロテロとしたツヤツヤボディに生まれ変わったように見えてしまいます。

しかし実際はくすんだ古いコーティングの上からツヤ出し剤となるコーティング剤を塗っているだけ、というケースがよくあります。

ですから2度、3度と1年耐久のポリマーコーティングを繰り返していくうちに黒ずみが蓄積してしまい

古ぼけた感じになってしまった車が当店に持ち込まれていることが度々あります。

先ほどの点状の汚れの部分を磨いてコーティングと汚れを落としました。

次はフェンダー部分です。

写真では分かりにくいかもしれませんが、明らかに人為的にサンドペーパーで擦ったような目立つキズと薄汚れた汚れが付いています。

写真のトーンバランスを変えてキズと汚れを目立たせてみました。

沢山のスリ傷が見えてきました。

磨いて綺麗にしていきます。

同じようにトーンカーブをいじってコントラストを強めてキズを浮かび上がらせてみました。

薄っすらと残っているのがお分かり頂けるでしょうか。

このキズは深いのでまだ薄っすらと残っています。もっと磨けばこのキズも落とせるでしょうが、そこまで磨くと今度はクリアの塗装の層が薄くなるか、無くなってしまうのでこれ以上は追い込みません。

あえてキズを見ようとすれば見えますが、通常は気にならないレベルだと思います。

フェンダーの角の部分の黒いキズは爪先が掛かるほどさらに深かったため落としきれてはいません。

運転席側のサイドステップです。
乗り降りの際に靴や服が擦れるところにも黒ずんだ汚れがこびり付いてしまっています。

左半分だけ綺麗にしてみました。

天ぷらを揚げる台所の換気扇周りの汚れのようにネットリというよりさらに固いポリマーの汚れですので落とすのは本当に手間がかかります。

次はドアのピラーの部分です。

作業前の写真を撮り忘れていましたが、新車時の鏡ようなツヤを取り戻しました。

今回はお客様からのご指定があり、仕上げのコーティングには数ヶ月しか持たなくて、洗車でも簡単に落とせて、ご自身でコーティングも簡単に出来るポリマーコーティングを塗布して拭き取ってリフレッシュ完了です。

このポリマーは数ヶ月しか耐久性がないのが最大のメリットです。

耐久性がないから1年も持ちませんが、落とそうとしたらワックス落とし用のカーシャンプーで簡単にコーティングと汚れを落とすことが出来ます。

つまりボディに付いたコーティングや汚れをしっかりと落としてリセットできるのです。

リセットしてしまえば綺麗なボディが現れますので、またこのポリマーをご自身で掛けてもよいですし、ご依頼頂いてもよいですし、異なるタイプのコーティング剤に変更しても構いません。

1年耐久のポリマーコーティングを選択するということは、

・毎年コーティングの再施工に2~3万円の費用を掛ける

・しっかりとリセットしてくれるお店でないと黒ずんでくる可能性が高い

ということですので、お店やコーティング選びは慎重に行って頂きたいと思います。

尚、ポリマーコーティングは悪い物、という話では決してありません。
ローコストで短時間の作業でツヤを出して、ポリッシャーで丹念に磨かなくてもサッと小キズを隠して見えなくしてくれる大変優れ物です。
当店でも今回のようにご指定があれば使用していますし、ショップによっては毎回とても綺麗に仕上げてくれるところもあります。

デメリットは汚れが蓄積しやすい、コーティング自体が酸化して黒ずんでくる、耐久性がグラスコーティングより劣ることでしょう。
あくまで使い方が悪かったり、リセットの仕方が甘いと汚れが蓄積されてしまうからお店選びにはご注意頂きたいのです。

ただ毎年施工のポリマーコーティングを選ばなくても
当店なら1年以上持ち、ご自身のメンテナンス次第では3年以上も持つグラスコーティング施工が
●新車の軽自動車で3.6万円からで、コーティングの種類によって5万円や8万円のものもあります。
●経年車の場合ですと程度や状態によりますが4.1万円から、コーティングの種類や磨きによって10万円以上まで様々です。(税別)

現在のところ有料メンテナンス施工2万円~はお客様のお好みで任意としていますので余分な費用は掛けなくても大丈夫です。

尚、グラスコーティング自体はメーカーが5年耐久を謳っている製品を使用しています。
しかし実際に5年持つかどうかは駐車する環境やメンテナンス次第なので1~3年耐久とご説明させて頂いています。
コーティング自体は5年持っていても、表面に取りきれない汚れ、すり傷、水垢が付いて(付けて)しまうことがありますので。

また最近はDIYで行うグラスコーティングもありますが、数年経ってシミ状になってリセットを依頼されるケースもあります。
しかもそんな状態になってしまう物なのに、ネット上での評判はすこぶる良い製品、だったりするのが広告宣伝の怖いところです。

落ちにくい、ということはあとで落とせなくなるかもしれない危険性が高くなりますのでDIYでの高耐久性のコーティング剤はあまりお勧めしていません。

DIYでされるならあとでご自身で落とせるワックスを使用されるか、ワックスより少し耐久性が高い数ヶ月持つようなワックスやポリマーがお勧めです。

さて、仕上がったLSは・・・

とても美しいパールホワイトのボディを取り戻しました。

作業前の黒ずんでしまったボディとは白さがまったく異なります。
どんなに値段が高い高級車でも汚れて古ぼけたままでは、とても勿体ないものです。

今回の作業は内容をかなり割り切って行った1日施工ですので、料金はわずか数万円です。
数年経って汚れた際にはメンテナンス施工をご依頼頂ければ写真のようにリフレッシュできます。

もっと作業時間を掛けて綺麗に仕上げることも出来ますが、たぶん普通に見たくらいではその差は分かりませんし、費用も相応に掛かります。
そして仕上がった状態を維持することはよほどのマニアでなければなかなか難しいでしょう。

当店では必要にして十分な仕上がりをお値段以上の仕上がりで提供したいと考えています。
お求めの仕上がりや予算のご要望に合わせてご提案させて頂いております。

お車を綺麗にされたい、綺麗な状態を維持したいのでしたらお気軽にご相談くださいませ。

 

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