簡単!バケツ洗車

簡単!バケツ洗車

グラスコーティング施工車の普段のお手入れにお勧め!
簡単バケツ洗車の方法

簡単バケツ洗車のメリット
・早くて楽だからお出掛け前の10分程度でサッとキレイに出来る
・窓ガラスやボディに水垢がほとんど付かない

ワックスやポリマー系コーティング施工車、また未施工車でもできますが
汚れが落ちにくかったりボディに傷が付きやすい傾向があります。

用意するもの
・マイクロファイバータオル1枚or2枚
(洗いも拭き取りもマイクロファイバータオルで十分です。まれに拭き取りが弱いタオルがありますので
その場合はセーム革やスポンジ吸収クロスなどを使われると良いでしょう。
一枚の場合、裏表が分かるようにマジックで「オモテ」などと書いておくと安心して作業が出来ます。)
・バケツ
・水
・脚立(車の屋根を拭けるように)


バケツ洗車の方法

1:砂・ホコリを落とします

ボディに砂やホコリ、花粉などが付いています。

バケツに水を入れマイクロファイバータオル(以下タオル)を濡らします。

水が滴る程度(ボディに水がベチャベチャと付くくらい)に軽く絞ります。
写真では絞りすぎです。

手のひらサイズに折り畳みます。

濡れたタオルを親指と人差し指を沿わせるようにして挟んで持ちます。
ボディにタオルを乗せ、水に濡れたタオルの重みだけでそうっと撫でるように拭いて砂やホコリを絡め取っていきます。

このとき絶対にタオルを指や手のひらでボディに押し付けないように注意してください。
取れていない汚れがあっても無視してください。
表面の砂、ホコリを重点的に取っていきます。

下の写真では水が少なすぎます。もっとベチャベチャした感じに濡らします。

ボディに付着した砂が多い車を拭いていくと「サーッ」と砂が擦れる音がする時があります。
タオルに付いた砂などがボディと擦れている音ですので注意が必要です。

タオルに水が足りないとボディと砂の間に水が入らず、そのようになりやすいです。
少ないよりビチャビチャになるくらいで構いません。

汚れはタオルを動かす方向の先端部分に集中して付いていきます。
ですからタオルを滑らせつつ、ゆっくりと持ち上げていくことで、汚れが付いた先端が持ち上がり
その奥の面ボディを擦らずに済みます。

こうして拭いていきながらゆっくりと持ち上げていきます。

少し持ち上げたところです。

こうすることでタオルが汚れを掴んだ先端部分がボディから離れるので汚れでボディを擦ることがほぼ無くなります。

拭くときは上から下、右から左など垂直や水平に真っ直ぐ拭きます。決して円を描いてはいけません。
円を描くように拭くと、夜にライトが当たったときにグルグル円を描いたような線キズの模様が目立ちやすくなります。

タオルの同じ面で次の場所を拭くと先ほど取った砂やホコリでボディを傷つける恐れがあるので
1回拭いたら必ず面を変えて位置をずらして同じように拭きます。
砂埃が酷い時は少し拭いてはどんどん面を変えていきます。

2つ折りなら4回拭けることになりますが、同じ面でも端を使えば右端と左端で8回拭けます。
裏表面を使えばさらにその倍ですが片面で止めて、一旦バケツですすぎ洗いしましょう。

このように細く折ってこまめに拭く面を変えても良いでしょう。

身体の位置を変えずに8回ほど拭いていくと70センチ四方くらい表面に乗った砂埃が取れます。
ボンネットでしたら半分程度、ドアパネルでしたら半分から一枚程度です。

広い範囲を一気に拭くとボディに付いた水が乾き出して水垢の原因となりますので狭い範囲だけにとどめます。
またタオルのキレイな面がなくなりますのでいずれにしてもこれ以上は拭けません。

このとき重要なのはボディはまだ水で濡れている状態ということです。
ボディの水分を乾かさないようにスムーズに、でも優しく拭いていきます。

2:水気を拭き取ります

バケツの中に汚れたタオルを入れて、両手でタオルを擦り合わせたり、揉むようにしたり
バシャバシャと水の中でタオルを暴れさせたりして砂やホコリをしっかりと落とします。
このときバケツの底には砂やホコリが沈殿していますのでバケツの半分より下にはタオルを入れないようにします。

タオルが一枚の場合、先ほどとは反対の裏面が表になるように折り畳み、今度は固く絞ります。
タオルが2枚あれば軽く濡らしてから(乾拭きはキズを付けてしまいます)固く絞ります。

先ほどは力をまったく入れないようにしながらタオルと水の重みだけで拭きましたが
今度は腕などの産毛にそっと優しく触れる程度に、手を半分浮かすような感じで
タオルの上から手を置いて優しく撫でるように拭いていきます。
まだ砂ぼこりが残っている可能性がありますので力はまったく入れません。

濡れているボディの水分と一緒に汚れを拭き取ります。
このときも上から下、右から左など一直線に拭きます。決して円を描いて拭かないようにします。

このように濡らしては乾く前に水分を拭き取ることを繰り返すことで水垢による白っぽいくすみが付きません。
実は洗車する回数が多い車ほど、洗車の最中に水分を乾かしてしまい、水道や工業用水に含まれるミネラルが
ボディに固着して水垢となって付いてしまい、色がくすんだ状態になっている車がほとんどです。

このとき汚れが残っていても決してタオルでゴシゴシと擦ってはいけません。
よほど上手く擦らないとたいていは擦り傷だらけになるだけです。

取れない汚れがあったらまずは濡れたタオルで汚れをふやかしてから拭き取ります。

それでも取れない場合は別のバケツでコーティング車用中性(または弱酸性)のシャンプーを
製品の指定通りに水で薄めたものをマイクロファイバータオルに付けてボディにしばらく置き
それから撫でるように汚れを取り、その後、十分な水でシャンプーの成分を拭き取ります。

これで取れない場合は次の手段、ダメならまた次の手段と手を変えていくのが良いでしょう。
力任せで擦ってしまっては傷だらけになってしまい、綺麗な状態は維持できません。

3:上記1と2を繰り返します

1と2の工程でボンネットの半分くらいが綺麗になりました。
上記の1と2を繰り返していき、ボディ全体を綺麗にしていきます。

バケツの水が汚れてきますので、数回タオルをすすいだりして水が汚れてきたらバケツの水を交換してください。

タオルを落としたり、花や樹木の種や葉、芽、木くずなど枯れて固くなって割れたような破片がタオルに付いてしまったら
ボディを傷付ける恐れがありますのでしっかりと取り除くか、別のタオルに交換してください。

固着したような汚れが蓄積していなければ、これでかなりキレイになります。
特にグラスコーティング施工済み車両ならたいていの汚れはこれで落ちます。
落ちない汚れが目立ってきたら中性コーティング車両用シャンプーを使って洗車をしましょう。

こうして拭き終えたトヨタ C-HRのボンネットです。

アップしてみても傷は付いていませんでした。

水を交換する前のバケツにはこれだけ多くの砂やホコリが沈殿していました。

このようにグラスコーティングを施工すると簡単な水拭きだけでキレイなボディを楽に維持できます。

新車から施工するのがお勧めですが、乗り出してしまったお車でもボディを磨いてリフレッシュしてから
グラスコーティングを施工すれば、年数が経った車でもツヤツヤピカピカになって
毎日、気持ち良く車に乗ることが出来るようになります。

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